日本アイ・ビー・エム IBM、2011年度第4四半期および2011年度通期の連結決算を発表
2012-01-20
2012年1月20日 IBM、2011年度第4四半期および2011年度通期の連結決算を発表 [米国ニューヨーク州アーモンク 2012年1月19日(現地時間)発] IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は、2011年度第4四半期の連結決算を発表しました。2011年度第4四半期の潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年同期の4.18ドルから11%増の4.62ドルとなりました。また、営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後1株あたり利益は、前年同期の4.25ドルから11%増の4.71ドルとなりました。
当第4四半期の純利益は、前年同期の53億ドルから4%増の55億ドルとなりました。営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の54億ドルから5%増の56億ドルとなりました。
当第4四半期の総収益は295億ドルで、前年同期比2%増(為替変動の影響を調整した場合は1%増)となりました。当四半期は為替変動によって収益成長が約0.25%引き上げられた一方、2011年10月に当社が第3四半期の連結決算を発表した時点からの為替の動向により、第4四半期の収益成長は約1ポイント(3億ドル)の影響を受けています。
ロメッティ社長兼CEOは、次のように語っています。
「第4四半期の業績は好調で、1株あたり利益、収益、利益、フリー・キャッシュフローにおいて過去最高の記録を達成し、1年を締めくくることができました。成長市場、ビジネス・アナリティクス、スマーター・プラネット、クラウドへの長期的視点に立った投資が継続的に寄与し、当社は第4四半期および通期において、これら4つの戦略的分野すべてで素晴らしい実績を上げることができました。2015年に営業ベースの1株あたり利益を20ドル以上に引き上げるという長期的目標に向けて、当社は順調に歩みを進めています。」
第4四半期のGAAPベースおよび営業ベース(非GAAP)の調整
第4四半期の営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の利益には、1株あたり0.09ドルの正味費用が除外されています。この内訳は、購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用として1株あたり0.10ドルが、主に市場の業績に関連した年金資産および負債の変更に伴う退職関連費用である1株あたり0.01ドルで相殺されています。
2012年度通期予測
IBMでは、2012年度通期におけるGAAPベースの潜在株式調整後の1株あたり利益を14.16ドル以上、また営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益を14.85ドル以上と予測しています。2012年の営業ベース(非GAAP)の利益は、購入済無形資産の償却、その他の買収関連費用、主に市場の業績に関連した年金資産および負債の変更に伴う退職関連費用として、1株あたり0.69ドルを除外しています。
地域別業績
南北アメリカ地域の当第4四半期の収益は125億ドルで、前年同期比3%増(為替変動の影響を調整した場合も3%増)となりました。欧州/中東/アフリカ地域の収益は96億ドルで、前年同期比1%増(同1%増)となっています。アジア太平洋地域の収益は前年同期比2%増(同1%減)の67億ドルでした。OEM事業の収益は7億1,400万ドルで、前年同期比9%減となりました。
成長市場
成長市場を統括する組織の収益は7%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)でした。BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)における収益は10%増(同11%増)でした。
サービス
当第4四半期のグローバル・テクノロジー・サービス事業全体の収益は3%増(為替変動の影響を調整した場合も3%増)の105億ドルとなりました。グローバル・ビジネス・サービス部門の収益は3%増(同、2%増)の49億ドルとなりました。
グローバル・テクノロジー・サービス事業の税引前利益は、前年同期比18%増となり、税引前利益率は18.0%に上昇しました。グローバル・ビジネス・サービスの税引前利益は14%増加し、税引前利益率は16.6%に上昇しました。
2011年12月31日時点での推計受注残高は、会計報告ベースで前期比から40億ドル増(為替変動の影響を調整した場合は50億ドル増)の1,410億ドルとなりました。また、会計報告ベースの前年同期比では20億ドル減(同、変動なし)でした。四半期末における受注残高は、契約が締結されており将来において収益として認識されるであろう業務の現行の価値を評価しています。
ソフトウェア
当第4四半期のソフトウェア部門の収益は76億ドルで、前年同期比9%増(為替変動の影響を調整した場合も9%増)となりました。ソフトウェア部門の税引前利益は、前年同期比12%増の37億ドルとなりました。
WebSphere、インフォメーション・マネジメント、Tivoli、Lotus、Rationalの各製品を含む主要なミドルウェア製品全体の収益は52億ドルで、前年同期から11%増(為替変動の影響を調整した場合も11%増)となりました。オペレーティング・システムの収益は7億1,000万ドルで、前年同期比3%増(為替変動の影響を調整した場合も3%増)となりました。
WebSphereソフトウェア製品群の収益は、前年同期比21%増となりました。各製品の収益は、インフォメーション・マネジメント・ソフトウェアで9%増、Tivoliソフトウェアで14%増、Lotusソフトウェアで2%減、Rationalソフトウェアで4%増でした。
ハードウェア
当第4四半期のシステムズ・アンド・テクノロジー部門の収益は総額で58億ドルとなり、前年同期比8%減(為替変動の影響を調整した場合も8%減)でした。システムズ・アンド・テクノロジー部門の税引前利益は33%減の7億9,000万ドルとなりました。
システム製品の収益は7%減(為替変動の影響を調整した場合も7%減)となりました。このうち、Power Systemsによる収益は前年同期比6%増となりました。System zメインフレーム・サーバー製品による収益は、新製品の発表後に迎えた初の四半期である前年同期と比較して31%減となりました。当第4四半期のSystem zの総出荷量は、MIPS(毎秒100万回の命令実行能力)換算で4%減となりました。System xサーバー製品による収益は2%減でした。システム・ストレージの収益は前年同期比1%減、リテール・ストア・ソリューションズの収益は同9%増でした。マイクロエレクトロニクスのOEMの収益は11%減となっています。
ファイナンシング
当第4四半期のグローバル・ファイナンシング部門の収益は、前年同期比13%減(為替変動の影響を調整した場合も13%減)の5億4,800万ドルでした。当部門の税引前利益は9%減の5億1,400万ドルとなりました。
IBM全体の2011年度第4四半期の売上総利益率は、前年同期は49.0%でしたが、49.9%となりました。営業ベース(非GAAP)の売上総利益率は、サービスおよびソフトウェア部門における利益率の向上が寄与して、前年同期の49.1%から50.2%に上昇しました。
総費用およびその他の収益は、前年同期から2%増の74億ドルとなりました。販売費および一般管理費は、前年同期比2%増の61億ドルでした。研究、開発および技術費は、前年同期比1%減の16億ドルでした。知的所有権と特別仕様開発による収益は、前年同期の3億1,800万ドルから2億5,300万ドルに減少しました。その他(収益)および費用は、4,400万ドルの収益となりました。これに対し前年同期は4,200万ドルの収益でした。支払利息は、前年同期の1億200万ドルから1億1,300万ドルに増加しました。
営業ベース(非GAAP)の総費用およびその他の収益は、前年同期から2%増の74億ドルとなりました。営業ベース(非GAAP)の販売費および一般管理費は、前年同期比2%増の60億ドルでした。営業ベース(非GAAP)の研究、開発および技術費は、前年同期比2%減の16億ドルでした。
税引前利益は5%増の73億ドルでした。また、営業ベース(非GAAP)の税引前利益は6%増の74億ドルでした。税引前利益率は0.7ポイント増の24.7%、営業ベースの税引前利益率は0.9ポイント増の25.1%となりました。
IBMの税率は前年同期比0.1ポイント増の24.5%でした。営業ベース(非GAAP)の税率は0.7ポイント増で、24.4%です。
当期純利益率は0.5ポイント増の18.6%です。営業ベース(非GAAP)の当期純利益率は0.5ポイント増の19.0%となりました。
期中における発行済希薄化後普通株式の加重平均値は、前年同期の12億6,000万株に対して、当第4四半期は11億9,000万株となりました。
グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと、第4四半期に創出されたフリー・キャッシュフローは90億ドルとなり、前年度比で約3億ドル増加しました。
2011年度通期の業績
2011年12月31日を期末とする通期の純利益は、前年度通期の148億ドルから7%増の159億ドルとなりました。営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年度の150億ドルから9%増の163億ドルとなりました。
潜在株式調整後の普通株式1株あたり利益は13.06ドルで、前年度の11.52ドルから13%増となりました。営業ベース(非GAAP)の1株あたり利益は13.44ドルで、前年度の11.67ドルから15%増となりました。当社はこれで、1株あたり利益の2桁成長を9年連続で達成しました。
2011年度通期の総収益は、前年度通期の999億ドルから7%増(為替変動の影響を調整した場合は3%増)の1,069億ドルとなりました。
GAAPベースおよび営業ベース(非GAAP)の調整
2011年度通期の営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の利益には、1株あたり0.38ドルの正味費用が除外されています。この内訳は、購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用として1株あたり0.41ドルが、主に市場の業績に関連した年金資産および負債の変更に伴う退職関連費用である1株あたり0.03ドルで相殺されています。
地域別業績
南北アメリカ地域の2011年度通期の収益は449億ドルで、前年比7%増(為替変動の影響を調整した場合は6%増)となりました。欧州/中東/アフリカ地域の収益は340億ドルで、前年比7%増(同2%増)となっています。アジア太平洋地域の収益は前年比9%増(同2%増)の253億ドルでした。OEM事業の収益は27億ドルで、前年比2%減(同3%減)となりました。
成長市場
成長市場を統括する組織の収益は16%増(為替変動の影響を調整した場合は11%増)で、当社の地域別収益の22%を占めています。BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)における収益は19%増(同16%増)となりました。
セグメント別
グローバル・サービス事業全体の収益は前年比7%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)となりました。グローバル・テクノロジー・サービス部門の収益は409億ドルで、前年比7%増(為替変動の影響を調整した場合は3%増)となりました。グローバル・ビジネス・サービス部門の収益は6%増(同1%増)の193億ドルとなりました。2011年度のソフトウェア部門の収益は249億ドルで、前年比11%増(同8%増)となりました。システムズ・アンド・テクノロジー部門の収益は6%増(同3%増)の190億ドルでした。グローバル・ファイナンシング部門の収益は、前年比6%減(為替変動の影響を調整した場合は9%減)の21億ドルでした。
IBM全体の2011年度通期の売上総利益率は、前年度の46.1%に対して46.9%となりました。売上総利益率の前年比成長は、これで8年連続の達成となりました。営業ベース(非GAAP)の2011年度通期の売上総利益率は、サービス、ソフトウェア、システムズ・アンド・テクノロジー部門の利益増が牽引力となり、前年度の46.1%に対して47.2%となりました。
期中における発行済希薄化後普通株式の加重平均値は、前年度の12億9,000万株に対して12億1,000万株となりました。2011年12月31日現在の発行済普通株式総数は11億6,000万株でした。
2011年度末のグローバル・ファイナンシング事業を含めた債務総額は、2010年度末の286億ドルに対して313億ドルとなりました。セグメント別データで見ると、グローバル・ファイナンシング事業の負債総額は前年度末の228億ドルに対して233億ドルで、その結果、負債総資本比率は7.2対1となりました。グローバル・ファイナンシング事業を除いた負債総額は80億ドルとなり、2010年度末から22億ドル増加しています。これにより、負債総資本率は22.6%から32.0%となりました。
2011年度末のIBMの手元現金は119億ドル、またグローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと、フリー・キャッシュフローは166億ドルとなり、前年度比で約3億ドル増加しました。当社は35億ドルの配当と150億ドルの株式買戻しにより、185億ドルを株主に還元しました。当社の財務状況は依然として健全であり、長期間にわたる事業を運営するための良好な態勢が整っています。
将来予測に関する記載および注意事項
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当社は投資家の皆様に対し、GAAP(Generally Accepted Accounting Principles)の基準に従い、当社の財務結果についてさらなる詳細情報の提供に努めておりますが、それに加えて当リリースにおいてGAAP以外の基準に基づく情報も公開しています。以下がこれに該当し、経営陣は当該情報が投資家に有益な情報となるものと考えております。
IBMの業績および予測について
経営陣がGAAP以外の基準を使用した理論的根拠は、当社が当第4四半期の決算資料で提示している補足的資料の一部として記載されています。こうした資料は、IBMの決算情報Webサイト(http://www.ibm.com/investor)(US)でご覧いただけます。また、当プレスリリースを内容として含んでおり、本日(現地時間1月19日)付で証券取引委員会に提出されるフォーム8-Kの書類の付属書II(GAAP以外の基準についての補足書)にも同様に記載しています。
当報道資料は2012年1月19日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/36553.wss(http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/36553.wss) IBM、IBM ロゴ、ibm.com、Lotus、Power Systems、Rational、System x、System z、Tivoli、WebSphereは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml)(US)をご覧ください。